2012年7月9日月曜日

京エコロジーセンター様

7月も初旬が過ぎようとして毎日暑い日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
関西電力管内では10%の節電を呼びかけており、計画停電の可能性も示唆されております。皆様のオフィスにおかれても対策を考えておられるのではないでしょうか。

ウエダ本社では現在、NPO法人環境市民様と共に『エコオフィスプロジェクト』を進めており、初めての事例として「京エコロジーセンター」様にご協力を頂き、実際にプロジェクトが進行しています。


 京エコロジーセンター様のオフィスです。
家具は普通の片袖机等の既存の物を使用しながら、フリーアドレスでの運用をされています。これからも検証を続けながらよりより良い物へと変化していくと思います。


 『エコオフィスプロジェクト』は建物の設備等を考え、その職場にあったレイアウトを作る事でワーカーが環境を大切にしながら『いきいき』と働くことにより、モチベーションやコミュニケーションを高めて「知的生産性を向上」させ、その結果として事業成果も上げられるというものです。

 今回プロジェクトを実施頂いている「京エコロジーセンター」様は平成9(1997)年12月に、「地球温暖化防止京都会議(COP3)」が開催され、それを受け環境学習と環境保全活動の拠点として2002年に開館され、今年で10周年を迎えられました。
 今回、館内を見せていただきましたのでそのリポートです。

1階ホールには地球温暖化に関する展示や、ウールで作られたタペストリーが壁に掛けられています。
これは地球の気温変化のグラフを示しているのと同時に、気温の上昇で氷河が溶けていっていることを表しています。

「京エコロジーセンター」様には「エコメイト」と呼ばれる方々がおられ、展示の説明をしていただけます。解りやすい説明をありがとうございました。
雨水を利用するシステムを表現した展示で、実際にこの施設の地下には雨水の貯水槽があり館内トイレの水をそれで賄えるようになっています。

ここ何年かの家庭ゴミ量の変化を示した展示です。かなり増えています・・・

京都市のゴミ収集でゴミ袋1つ(5㎏相当)を処理するのにかかる費用を表す展示で、結構かかっていることが解ります。このように目で見て解る様になっていると意識もかわりますね。

電池リサイクルについての展示です。仕組みがよくわかります。

 屋上は解放されていて憩いの場が作られています。



 又、太陽電池発電・風力発電・ソルエアパネルが有り館内の電力や空調に使われています。自然エネルギーの活用がこれから鍵になるのでしょうか。


一般のオフィスビルでは難しいかも解りませんが屋上緑化として”ビオトープ”が設置されています。これもヒートアイランド現象に対する方策の一つですね。

館内を歩いているとあちらこちらにテントウムシのような物が張り付いています。

これは「エコ虫」でこの虫を探すとエコロジーな知恵や取り組みがわかるようになっています。面白い仕掛けですね。

 日本の技術を結集して建てられた環境に優しい施設で、大変勉強になりました。
ただ運営をするのはやはり『人』なので、より良い職場環境を作りいきいきと働けるようにこれからもお手伝いさせていただきたいと思います。

京エコロジーセンター様HP

NPO法人環境市民様HP

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京都流議定書開催まで あと11日

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http://www.kyotostyle.jp/2012/index.html
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