2008年5月20日火曜日

京都流議定書レポート vol.07 -『源氏千年紀と香り』 畑 正高 氏-

京都流事務局のパキラです☆(^◇^)

今日は、5月2日に行われました、
畑 正高さんによる『源氏物語と香り』について。

まず、畑 正高さんにつきまして、
畑 正高さんの印象は、
「穏やかな中に情熱がある」
という雰囲気の方でした。

講演テーマは『源氏物語と香り』でしたので、
源氏物語と香りを絡めて、
お香のルーツなどいろいろなお話をされていました☆

そして、セミナーを聞き終わって
全体を通して感じたことは、
「お香の文化は、とても優雅。
でも、現代人と変わらない感覚もあったんだなぁ」
と感じました。



とても驚いたのは、
香木や香料は、
現代に至っても、
全く日本では取れないものだそうです。


お香は仏教の伝来とともに、
日本に伝わったそうですが、
他に伝わったものとして、
お茶もあります。

お茶は「日常茶飯事」
という言葉が生まれているほど、
日本の文化・京都の文化として定着し、
親しまれています。

一方、お香はというと、
平安の時代と変わらず輸入が主流。


そしてお香も、日本的京都的文化として定着していますが、
どこか非日常的な感覚を持つのは、
「使い切ると自ら作ることができない
遠い異国から運ばれるもの」
という感覚があるためではないか?
とお話しされていました。

現在では、空輸などの運送手段があり、
外国はもっと身近なものとして感じますが、
古い時代であることを思うと、
遠い異国から長旅を経て、
本当に貴重なものだったんだろうなぁ。
と改めて思いを馳せました。

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香りの文化ですが、
源氏物語の描かれた時代は、
衣服に香をたき込め、
そこに移った香りを楽しむ“移香“や
後ろに残る香りの“追風“、
空間を染めるように焚く“空薫”などの
優雅な習慣が日常生活に組み込まれていったそうです。


そのような貴重な、香料などを扱えるのは、
ほんの一握りの貴族だけだったようで、
“たきもの“の香りが心にくくするだけで、
その方の、教養・文化などの背景が
分かったそうです。

とっても優雅です。

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他にも、引き合いに出されたお話しで、
「枕草子」の一節がありました。
「こころときめきするもの・・・
よきたきものたきてひとりふしたる・・・」

清少納言が心ときめかせる物の一つとして、
“よきたきもの”を取り上げたそうです。


この話を読んだお客様が、
「“よきたきもの”はありますか?」とお店に来られて
尋ねられたそうですが、
「申し訳ないですが、ございません。」
とお答えしたそうです。

この“たきもの”に何故心がときめくのかというと、
それは、『遠く南の方から持ってこられた香木・香料を、
“あの方“がわざわざ調合して創ってくれたもの』だからと。

現代に置き換えて考えると、
とても納得します。
今も昔も変わらない感覚ですよね。
清少納言がすごく身近に感じました。

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最後に畑 正高さんは、
お話しされていました。

情報化社会になった現代では、
五感のうち、
視覚・聴覚の領域が大きくなってきています。


香りは五感に届くものですので、
五感のバランスの取り方を
もう一度問われるべきではないでしょうか?
とのメッセージを頂きました。

これを聞いて、
直ぐに“五感”が浮かびませんでした。
視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚。
いかに、感じて使っていないか・・・。

セミナーを聞いて、
お香を身近に感じましたが、
やっぱり優雅なイメージもあります。


身近に感じたいけど、
どこか、自分と離れた位置にある感覚であってほしい。
非日常を感じたい。

五感を研ぎ澄ませるためにも、
日々の日常生活に、
香りを取り入れようと思いました。

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☆セミナー裏話☆(^◇^)

セミナーの終始、
畑 正高さんの軽妙なお話と、
優雅な雰囲気がありましたが、
お部屋にお香を焚いていたから
ということもあったようです☆(~▽~)

そして、お帰りの際にはお土産も☆
スタッフだったので頂けませんでしたが、
欲しかったです!(>▽<;)

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