経営企画室の土本です。
ここ最近、社内外でいろんな勉強会に参加させていただく機会が多くなり、そこで新たな気づきがあると嬉しくて、ついついもっと他の勉強会にも参加してみよう!なんて気持ちになってしまいます。
今回は先日勉強会に参加させていただいたソリューションダイアローグラーニング(SDL)というものをご紹介したいと思います。
SDLを日本語に訳すと「チームによる問題解決型の対話学習」。
・・・これだけでは何のことか分かりませんよね(苦笑)
自分も勉強を始めたばかりで分からないことだらけですが、このSDLを自分なりに解釈するとこんな感じになります。
①問題を抱えている人がその問題について他者との対話を重ね、
②問題を抱えている人自身が問題の本質に気づき、
③問題を解決するための方法を他者と共に考え、
④その対話を通じて得られた教訓を皆で共有する。
更に補足すると、SDLの「対話」には特徴的なルールがあります。
それは、対話を行う「問題を抱えている人」と「他者」に次のような制限を掛けること。
【問題を抱えている人】質問されたことについてだけ答える。
【他者】自分の意見や考えを述べではならず、問題についての質問のみ行う。
・・・って文章にすると何て複雑なんだ!(笑)
でも、実際にやってみると決して複雑ではなく、こんなシンプルな流れになります。
例)
【問題を抱えている人】(1名):
「実は僕、○○ができなくて困ってるんです」
【他者】(3、4名):
「○○ができないことで、具体的にはどんな影響が出てるの?」「何のために○○ができるようになりたいの?」「○○をするためのネックになっているのはどんなこと?」「もしこのまま○○できないとどうなる?」「○○ができるようになるために、どんな取り組みをしてるの?」etc
【問題を抱えている人】:
「そうか!○○ができるようになるために、△△をするのが大切なんだ!」
「○○ができないのが問題だと思ってたけど、本当の問題は××だったのか!」etc
(その後、問題解決に向けた目標設定や行動計画についても同様の質問・回答を繰り返し、最後にその教訓を全員で共有します。この最終段階までの制限時間は約1時間。短い!)
これを見ると、何だから楽なやり取りに見えるかもしれませんが、実際にこういったセッションをすると脳みそがオーバーフローします(笑)
まず、自分が抱えている問題を短時間で他者に分かりやすく説明するのが難しい。
でも、もっと難しいのは問題の本質に迫るような鋭い質問を投げかけることです。
(勉強会でセッションする相手は、年齢も職業も違う初対面の方ばかりですし・・・)
実際のセッションで質問を投げかける側になると、質問内容がなかなか思い浮かばないんです。とりあえず何か質問しなければと思って投げかけてみるものの、自分自身で「そんなこと聞いて何になんねん!」とつっこみを入れたくなります。
でも、こういう質問力を身に付けた社員が増えれば組織にも良い影響を与える思いますし、こればっかりは実際に体感して練習しないと上手な質問はできないと思うので、ぜひこれからも継続して勉強会に参加していきたいと思っています。
そういった理由ですので、僕が突然やたらと質問をしてきたとしても「あっ、こいつ人を練習台にするつもりだな?」と身構えず、時間のある時はどうかお付き合い下さいませ(笑)
明日は、営業の中畑君です。
【経営企画室:土本】
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