2010年8月18日水曜日

報告講演 『大学生のCOP15会議 参加報告』 (京都流議定書2010レポート)

学生グループClimate Youth Japan (CYJ)の、皆様よるCOP15参加から見えたもの、ユースが行動することの意義、可能性についてのテーマでお話頂きました。


2009年にデンマークのコペンハーゲンで国際会議COP15が開催されました。日本から50名を超えるユースが参加しました。その中の3人の方に、国際会議でのユースの役割、ユースが参加することの意義と限界点、帰国後の「Climate Youth Japan」という、ユース間のネットワーク組織についてお話頂きました。

CYJ人事の津高絵美さんは、


「なぜユースが国際会議に参加する意義があるのか。」ということにおいて、「将来の世代の代表であり、将来を担う世代に対して最善を尽くしてくださいと伝えること。

そして将来、力を持ち得る世代だから、どのようにすれば効率的に環境問題を解決できるのか、どのような能力が必要なのかを学ぶ意義がある。」と、お話されていました。

津高さんは現地で、ワールドカフェという手法を使って対話の場をつくり、国益、興味の違う人とアクションをおこせるかという意味で環境問題について話し合う場を作られたと仰っていました。

CYJ広報の廣岡 睦さんは


「現地に参加して得たことは、環境活動へのゆるぎないモチベーションです。
今すぐにでも解決しなければと、今すぐにでも何かをしなければならない、誰かが伝えることによってではなく、自分が行くことによって自分たちの未来を感じることができた。」
より効率的な活動をしなければ、未来はあぶない。国内のユースのネットワークの知識や力をつけて世界にアピールできる力を身につけたい。」と、今後の活動に対する心強い意志をお話頂きました。


CYJ代表の廣瀬 翔也さんは 


「ユースの力が存分に発揮されていない現状がある。日本を含め、先進国によって作られてきた、気候変動によって貧困に強いられている現状がある。一日の200種の生物が絶滅しているという事実がある。

このままでは、地球が壊れてしまう。この世界には自分の身を削りながらも気候変動問題に貢献しようとしているユースがいるということを伝えて、主体的な活動参加を促してくことが、持続可能な社会を創ることだと思っています。」と熱い思いを語って頂きました。


―お話を聞いて―
環境問題に対する真摯な姿勢を持って、実際に行動しているユースの皆さんのお話は、心に響きました。このような活動を行っているユースの存在を私たちが知り、同時に環境問題を訴えていくことが、必要だと感じました。

(文責:前江田)


■京都流議定書2010レポート一覧
初日(2010年7月23日)
市民講座 『京都大学グローバルCOEプログラム 地球温暖化時代の科学拠点』
京都流議定書2010 オープニング・セレモニー
鼎談 『京都から考えるライフスタイルそして企業の在り方』
講演 『理念を基軸とするオムロンの経営の考え方』
報告講演 『大学生のCOP15会議 参加報告』
基調講演 『新しいゲームがはじまった ~低酸素社会実現に向けて~』
2日目(2010年7月24日)
ワールド・カフェ 『200人で良い会社とは?』
講演 『いい会社を作りましょう (京都フォーラム) 』
講演 『「利より信」の経営 (京都フォーラム) 』
パネルディスカッション 『素晴らしき経営を目指して (京都フォーラム) 』
3日目(2010年7月25日)
基調講演 『こうして僕は世界を変えるために一歩を踏み出した~京都で生まれたNPO 10 年間の軌跡~』
シンポジウム 『老舗の技を解析する』
シンポジウム 『-CSRは将来の利益を生み出す投資- 地域と共に生きる京の老舗企業』
OST 『京都未来創造発掘場』~学生と経営者が生み出す革新プロジェクト創出ワークショップ~
特設ブースとイベントを終えて

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