2010年8月26日木曜日

基調講演 『こうして僕は世界を変えるために一歩を踏み出した~京都で生まれたNPO10年間の軌跡~』 (京都流議定書2010レポート)

三日目初めにご講演頂いたのはNPO法人テラ・ルネッサンス理事長鬼丸昌也氏です。


冒頭に、弊社代表岡村より鬼丸氏へインクカートリッジ回収資金の贈呈式が行われました。 このカートリッジの回収は、ウガンダやコンゴの地雷撤去などの海外支援以外にも日本の引きこもりの方にインクカートリッジの仕分け作業という仕事をして頂き、引きこもりからの復帰支援にも繋がっています。


会場にはインクカートリッジの箱を設置し、多くの方に回収のご協力頂きました。有難うございました。


そして、『こうして僕は世界を変えるために一歩を踏み出した~京都で生まれたNPO 10 年間の軌跡~』 というテーマでお話頂きました。


テラ・ルネッサンスには4つの目的があるとお話されていました。  1.カンボジアでの地雷撤去。また、現在2つの村で健康保険の仕組みなどを作り、村落開発の支援を行っている  2.小型武器の撤去。  3.ウガンダ、コンゴでの元子ども兵士の再教育プログラム施行・学校運営。  4.この事実をたくさんの方々に知って頂くこと・伝えること(講演活動など) この4つのことを掲げ活動されており、なぜこのような活動をされるようになったか、また、カンボジアの貧しさ、地雷原と共存している人たちの事実、地雷被害者のお話、キリングフィールドで行われた残酷さ・凄惨さ、ポル・ポト政権の悲痛さを伝えて頂きました。


お話を聞いて、「すべての人に未来をつくる力がある。一人の力は微力ではあるが無力ではない。一人でも訴えることが大きな力になる。全ての変化は一人からしか始まらない。」訴えかける言葉一つ一つに重みが在り、非常に心に響きました。思いがあっても、行動に移せていない。自分だけの力では何もできないと勝手に思いこんでいた自分がいました。鬼丸氏と同じく、私たちに出来ることを、少しずつ積み重ねて、行動を起こしたい!!と感じました。一歩踏み出す力と勇気をもらったような気がします。 ご講演有難うございました。



(文責:前江田)


■京都流議定書2010レポート一覧
初日(2010年7月23日)
市民講座 『京都大学グローバルCOEプログラム 地球温暖化時代の科学拠点』
京都流議定書2010 オープニング・セレモニー
鼎談 『京都から考えるライフスタイルそして企業の在り方』
講演 『理念を基軸とするオムロンの経営の考え方』
報告講演 『大学生のCOP15会議 参加報告』
基調講演 『新しいゲームがはじまった ~低酸素社会実現に向けて~』
2日目(2010年7月24日)
ワールド・カフェ 『200人で良い会社とは?』
講演 『いい会社を作りましょう (京都フォーラム) 』
講演 『「利より信」の経営 (京都フォーラム) 』
パネルディスカッション 『素晴らしき経営を目指して (京都フォーラム) 』
3日目(2010年7月25日)
基調講演 『こうして僕は世界を変えるために一歩を踏み出した~京都で生まれたNPO 10 年間の軌跡~』
シンポジウム 『老舗の技を解析する』
シンポジウム 『-CSRは将来の利益を生み出す投資- 地域と共に生きる京の老舗企業』
OST 『京都未来創造発掘場』~学生と経営者が生み出す革新プロジェクト創出ワークショップ~
特設ブースとイベントを終えて

0 件のコメント:

コメントを投稿